Happy Hacking Keyboard Professional JP

Realforce108UHという同じ静電容量無接点方式のキーボードを愛用していたオイラですが、最近、ちょっと机の上が狭くなってきました。

そこで、現在使用している東プレの「Realforce108UH」並にキータッチが良く場所も取らないキーボードを……、ということで、静電容量無接点方式を採用した、PFUのコンパクトキーボード「Happy Hacking Keyboard professional JP(HHKB PRO JP)」 をゲット。

英語配列日本語配列

 HHKBには英語配列の「Professional2」と、日本語配列の「Professional JP」があります。

  • 「Professional 2」は独立したカーソルキー(矢印キー)の無い、シンプルな「英語配列」でUSB 2.0 hubが付いています。
  • 「Professional JP」には独立したカーソルキーと「Kanaキー」などの日本語入力特有のキーがある「日本語配列」 USB hubはありません。

「Professional 2」の洗練されたミニマルな配列も魅力的で、使いこなせれば効率の良い配列なのかもしれないのですが、日本語入力が主な用途でタイピングの腕もそれ程ではないため、「日本語入力関係のキーは無いと困る派」

カーソルキー(矢印キー)も頻繁に使用するので独立していた方が良いかも…な「独立派」なオイラですので「Professional JP」を購入しました。

Fnキー

HHKBは使用頻度の低いファンクションキーなどを「Fnキー」との併用で入力するタイプのキーボードです。

このFnキーに馴染めるか?馴染めないか?がHHKBを使う上で重要なポイントになると思います。

慣れると問題なく使えるのですが、ファンクションキーに重要な機能が割り振られているアプリケーションの操作では、不便と感じる場面があるかもしれません。

例えば、よく使う技などを拡張キーに配列するようなゲームでは、技を繰り出す度にFnキー+1(F1)/5(F5)/^(F12)のように、二つのキーを押してファンクションキーを入力します。

ゲームですと、スピードやタイミングも重要になってきますから、こういった用途には不向きな気がしますが、ホームポジションから手の移動が少なく拡張キーを入力出来るので、用途によっては一概にデメリットとも言えないと思います。


コントロールキー

所謂、UNIX配列で「A]の横にControlキーがあります。慣れるまでは若干戸惑いますが、慣れると以外と快適で便利です。

しかし、長年の慣れで英数キーと間違えて押してしまったり、左下のFnキーをcontrol keyと間違えて押してしまう事が、時々あります。これは慣れの問題なんですが、慣れたところで逆も然りなんですよ(汗)


スイッチ

コントロールキーの位置が「どうしても慣れないっ!」なんて場合には本体のスイッチを切り替えて左FnキーをCtrlキーとして、Controlキーを英数キーとして使う設定にすることが可能です。その他にも色々設定できるようですね。


カーソルキー

「Professional JP」はカーソルキー(矢印キー)が独立して付いています。

ホームポジションから小指で操作できる範囲にカーソルキー(矢印キー)が収まっているので「Insert」や「Home」などの下に配置された通常のカーソルキーよりも手の移動が少なく便利かもしれません。(Professional 2のようにFnキーと組み合わせてのカーソル操作もできます)


日本語入力関連キー

「変換」「無変換」「かな」などのキーは、文字を入力するアルファベットキーと同じキーピッチです。Realforce108UHだと、これらのキーは大きめだったので、時々ミスることが時々ありますが、正確に打てば問題ない程度だと思います。

「半角/全角」キーも「変換」「カナ」キー等と同じ下段にあります。日本語環境ではよく使うキーですから、下段に纏まっていると以外と便利です。


静電容量無接点方式とか打感とか

HHKB PRO JPと同じ「キーストローク4mm、押下圧45g、静電容量無接点方式」のRealforce108UHを使っていましたが、HHKB PRO JPの方が心做し軽いというか、ピーク後HHKB PRO JPの方がスルッとキーが軽くなるような気がします。しかし「いや、気の所為かも……」と云う程度で、Realforce108UHの方は経年劣化している可能性も有るので何とも言えないですねぇ……。

HHKB PRO JPにも鉄板は入っていますが、持ち運びも考慮してか重さはそれ程でもないのに対して、Realforce108UHにはズッシリと重い鉄板が入っているので鉄板の厚さが打感の違いに影響している様な気もしますし……。(まぁ、何方も似たような打感ではあると思います)


耐久性

一般的にメンブレンで500万回以上、メカニカルで2000万回以上、静電容量無接点方式は3000万回以上の耐久性らしいです。HHKB PRO JPは静電容量無接点方式ですから、耐久性はかなりの物だと思います。そう考えると値段もそれ程割高では無いのかも。


省スペース

表面積的には滅茶苦茶コンパクトなのですが、ちょっと分厚い印象を受けます。

キーボードは「シリンドリカルステップ構造」で奥に行くほど分厚くなりますが、数字キーの箇所で、RealForece108UHの後面ほどの厚みがあります。奥行きが短く、厚さはRealForece108UHと同じぐらい。その所為か以外とどっしりとした印象を受けるのかもしれません。


思わぬスペース食いな部分

ケーブルは脱着式で本体に差し込んで使用します。持ち運ぶ場合などに便利な反面、キーボードの後面にUSBケーブルを差し込んでコネクトするので、その部分に少々スペースが必要です。キーボードの奥に何か物をピッタリと密着させて置くことはケーブルのコネクターが邪魔をして難しいです。


Realforce108UHとhappy hacking keyboard Professional JP

Realforce108UH

鉄板がズッシリしていて、上質なキータッチ。キーを省略していない標準的な配列(テンキー有り)

スペースに余裕があって据え置くだけならばRealforce108UHの方が標準的な配列ですから極端に不便という場面は少なく無難だと思います。

しかし、持ち運びを念頭に置くと、1.4kgあるRealforce108UHを持ち歩くのはちょっとキツイです。(テンキーレスのモデルでも1.2kg)

Happy Hacking Keyboard Professional JP

質量520gで持ち運びの利便性、省スペース性が良いです。コンパクトながら標準的なキーピッチ、キーストローク、上質なキータッチも備えています。

配列が独特ですが、ホームポジションから少ない手の移動で操作できる等の利点もあり、慣れればとても快適に使えると思います。利便性とシンプルさを極限まで突き詰めた、ある意味ミニマリズムを体現したようなキーボードだと思います。


おしまい!

卓上を広くするという当初の目的は達成でき、日本語入力関連のキーが付いていることと、カーソルキーが独立していることで、以外とすんなりRealforce108UHから移行することが出来ました。
(≧∀≦)ヨカッタ!

当初は、自宅の卓上のみでの使用を想定していましたが、機動性が思いの外良く、タッチも上質なので持ち運び用途でも活用しています。
お値段もそれなりですが、一張羅と言いますか、末永く愛用できるキーボードになると思います。






東プレ REALFORCE 23U /静電容量無接点/ALL45g/USB WC0100

東プレ REALFORCE 23U /静電容量無接点/ALL45g/USB WC0100


東プレ Realforce23UB 静電容量無接点変荷重23USB(黒) WC01B0

東プレ Realforce23UB 静電容量無接点変荷重23USB(黒) WC01B0


東プレ Realforce108UH 静電容量無接点方式統一荷重108USBキーボード(白) SA0100

東プレ Realforce108UH 静電容量無接点方式統一荷重108USBキーボード(白) SA0100